リバーサイドミュージック

日々の雑記

インディーレーベル、新譜、批評、リスナーについて

今年、アメリカの小さなレーベルからテープの音源をリリースしました。
小さいながらも思わぬ反響があったり、レーベルを取巻く状況を見ていくうちに考えるところがありました。

ちょっと書いてみましょうか。


僕の音源について。
Scissor Tail Editions というレーベルから、テープで100部限定リリース。
まずはいくつかのショップで扱ってもらいました。
その後の反応としてはレヴューサイトがレヴューを書いてくれました。
npr(ナショナル・パブリック・ラジオ)の記者が
「2013年リリースされたアメリカンプリミティブなレコード」と題された記事に僕の音源も挙げてくれるということもありました。
調べてみるとこのnprとても影響力があって、フェイスブックページには100万件のイイネ!がついていたりします。
これは嬉しいというより、驚きでした。


小さなレーベルについて。
僕の音源をリリースしてくれたScissor Tail Editions
このレーベルはテープを中心にLP、7インチ、のリリースを小部数でリリースしています。
音楽ファイルのダウンロードもおこなっています。
テープが8ドル、ダウンロードが4ドルくらい。
レーベルのカラーは、アメリカンプリミティブ、アコースティックなエクスペリメンタル、テープループなどなどでしょうか。
どんどん、新しい音源をリリースしています。
来年にはWill StrattonSteffen Basho-Junghansの音源もリリースするようです。
そして他のレーベルもどんどん面白そうなリリースがあります。
他にも面白そうだと思っているレーベルが、Sunshine LtdA N A L O G P A T H(日本)、degitailsnoumenal loomなどなど
これらのレーベルに対して多くは無いかもしれませんが、確実にリスナーが存在しているようです。

これらのことを踏まえてよく考えてみると、
レヴューサイトの批評家、影響力のあるメディアの批評家たちの力は大きいなと思います。
こういう批評家たちがいないと、インディーレーベルとリスナー(ショップ)との架け橋は無くなるでしょう。


いよいよ本題。

翻ってみて日本の状況はどうでしょうか。
多数のレビューサイトは無いし、大手メディアがテープレーベルの少部数のリリースを取り上げることはまずあり得ません。
雑誌は広告の力が大きいようですし、その圧力の中では自由な批評も難しいのでしょう。


日本には良いミュージシャンはいる
面白い企みをしているレーベルはある(もしくは作ろうとしている人)
良心的に企業努力をしているレコード、CDショップは存在している
未知の新譜に興味があるリスナーも存在している

しかしリスナーが新譜にアクセスする手段がとても少なくなっていると思います。
それには良心的な批評が必要でしょう。

その批評は自己顕示的で無く、献身的なものでは無くてはならないです。
土壌を育てるものではなくてはなりません。

献身的で自立した批評家が必要だと思います。



日本の状況を考えると悲観的になってニヒリズムに浸りそうになりますが、
逆に言うとインディペンデントなレーベルとリスナーを繋ぐ批評というのは、日本では真っ白な分野だと思います。
レヴューサイトだったら、どこかのマスコミに属するより、断然ハードルが低いですし
どんどんやり始める人が増えたらなあと思います。(とくに若い人)



かく言う僕も、そういう批評についてのアクションを音楽活動とはまた別に起こしていこうと思っています。
(そういう能力は無いことは重々承知の上で、、)



年末、来年に向けてこんなこと思った次第でした。
写真 (1)
  1. 2013/12/22(日) 21:36:02|
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