リバーサイドミュージック

日々の雑記

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Near Gear

「近い歯車」
と命名しました。

いしはらさん(Table Music Meeting、Fable Music Meeting)の依頼により
いしはらさんと共に作った曲です。
moment to saveというイベント、テーマは「記憶と未来」というお題を頂きました。
(「人類の進歩と調和」みたいで良いですね)
まずは僕がアコースティックギターでベースとなる物を作りました。
プリミティブでありながらリズムがあるものが良いなと思いました。
最近になってリズムに目覚めたのです。
(Moon DogのインパクトとFaheyの初期の録音に黒人リズムの模倣を見つけたからです)

ピアノをいしはらさんに重ねてもらい、残りはいしはらさんの本拠地、愛知県の安城で録音しました。
元はとてもポップではなかったので、どれだけポップにできるかでした。
あとは音色を重ねる。
下手すぎる鉄琴やピアニカも演奏しました。
いしはらさんによるトライアングルによりリズム、ウッドベースがいい味を出しています。
完成はキャッチーとは言えませんが、若干ポップになったと思います。
そして思いがけず不思議な音楽になりました。
そういう意味では満足できる出来です。
まさにオルタナティブです。


安城のお宅に泊めて頂きとても楽しいひと時を過ごしました。
絵や本、音楽がたくさんある素敵なお宅でした。
地方の地元に密着する生活を少しですが、味わえました。
都市とその郊外にしか住んだことが無い根無し草なので、その生活は魅力的であり
また新たな発見でもありました。

moment to save(CDR)は東京のネットショップ「レコンキスタ」さんで購入できます。
http://www.reconquista.biz/SHOP/ER011.html
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  1. 2017/06/23(金) 00:49:51|
  2. 自分の曲を紹介
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プリミティブギターについて#2 John Faheyとルーツミュージック

プリミティブギターについて前回の記事に引き続き書いてみたいと思います。

プリミティブの意味を調べてみると、「原始的な」「素朴な」「幼稚な」「要素が一つの単純な構成(コンピューター関係)」
とあります。

すべてある意味当てはまっているように思います。
ここでは「原始的な」の意味を掘り下げてみようと思います。
「原始的」の意味を、「過去の形式」の影響を多分に受けている解釈して考えていきたいと思います。

そして、やはりキーマンであるJohn Faheyとルーツミュージック(過去の音楽」との関係を考えてみます。

John Faheyの音楽が形容される時。新しいとか、聴いたことがない、謎だとかいろいろ言われますが、
新しさは古さと表裏一体になっていると思います。
古い音楽への広い見識が音楽の実になっている。
音楽に関して広く言えることですが、新しいとされる音楽にも古い音楽への造詣があったりするものです。
John Faheyに関して言えばアメリカのルーツミュージックの研究家と言っていいほどに
過去の音楽に対する見識は深かったようです。
大学の卒論では「Charley Patton」について書いていたりします。
古いレコード(SP盤)のコレクターの側面なんかも持っています。

John Faheyは自分でも古い音楽をたくさん演奏してます。
それも自分の曲として演奏していたりすることもあります。
しかし、何故か新しく聴こえてしまいます。
それは、音楽のスタイル自体が忘れられたものだからか?
John Faheyの演奏家として素養からか?
まったくもって謎で推測するしかありません。

実際の曲を貼ってみます。
John Fahey/Worried Blues


Frank Hutchison/Worried Blues


*****************
John Fahey/Bicycle Built for Two


INTERNATIONAL NOVELTY QUARTETTE/Daisy Bell (A Bicycle Made For Two)


*****************
John Fahey/Steel Guitar Rag


Sylvester Weaver/Guitar Rag


*****************
John Fahey/In christ there is no east or west


In Christ There is No East or West (McKee)


「何百もの過去のレパートリーがあり、ミックスされ自分の音楽として出てくる」
みたいなことをFaheyが言っていたという記事をどこかで読みました。(すみません文章はうろ覚えです)
これはある意味一つの答えといえます。
多くレパートリーがFaheyのフィルターを通して新しくなったということです。

時代の空気の影響というのもあると思います。
芸術作品は時代の空気に敏感です。
優れた作品ほどその時代の空気を内包しています。

なんともモヤモヤしてわからない所も残ります。
そういうものは言語化できないところがあります。
無理に言うと「祈り」や「呪い」のようなものでしょうか。
古いブルースやゴスペルにはそのようなものを含んでいるように思えます。

Faheyが影響受けたであろう音楽はまだまだたくさんあるので、またの機会に
書くとします。
  1. 2017/05/26(金) 22:32:57|
  2. プリミティブギターについて
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プリミティブギターについて #1

僕は2007年の誕生日に1本のアコースティックギターを買いました。
自分が演奏したいと思えるスタイルの音楽を発見し、
その演奏の為にはアコースティックギターが必要だったからです。

John Faheyのインストゥルメンタルや
カントリーブルースと呼ばれるアメリカの古い音楽
(Skip JamesやMississippi John Hurtのカバーをしていました)
自分の中では強烈に新しかったです。

2006年あたり、myspaceなどによりネットで音楽を聴くことが一気に日常化したように思います。
ごく個人的な録音、メジャーレーベルのミュージシャン、古い忘れられかけている音源などなど
並列にアップロードされていました。
その状況はとても興味深かったです。
John Faheyもmyspaceで初めて聴いた記憶があります。
実は名前は実は知っていてCFSという病気の主な有名人の欄で見かけました。

John Faheyの謎多い音楽に魅了されました。

このブログではJohn Faheyを中心にしてプリミティブギターについて
今後、数回書いてみたいと思います。

John Faheyについてちょっと説明しておきます。
John Fahey
60年代初頭より活躍しているギタリスト。
アメリカの古い音楽に影響受けながらも、自らのフィルターを通し
より新しい音楽へと昇華させる。
そのスタイルはアメリカンプリミティブギターと呼ばれる。
現代音楽や即興音楽の接近も見せる。
後期にはバッドチューニングを使ったエレキギターによる即興のスタイルも見せていた。
音響派の元祖として90年代に再発見された経緯もある。
2001年他界。
John Fahey HP


試聴できるYoutubeも貼っておきます。
In Christ There Is No East Or West

Red Pony

Coelacanths(後期のエレキギターを使い出した時のもの)

Requiem for Molly, Pt. 1(67年のテープコラージュを用いたアヴァンギャルドなスタイルの曲)


初めてCD買いたい人、なんでも良いと思いますがファーストがお勧め。(ガッツがある人はレコードで!
もっとガッツがある人はオリジナルのレコードで是非)
669.jpg
amazon hmv



そしてちょっと宣伝。
5/28(日)大阪でプリミティブギターをテーマにしたライブイベントが開催されます。
日本では恐らくはじめて!?の企画ではないでしょうか。
フジロックや春一番でも活躍のAZUMIさんも今回はギターインストのみで演奏されます。
ちあきひこさん、ヨコヤマヒデキさんも初めて聴きますが、今から聴くのが楽しみです。
僕もギターのみで演奏させて頂きます。
5/28(日)
ジャパニーズ・プリミティブギターの宴
(場所)音凪  大阪市北区天神橋1丁目14-4友愛ハイツ1F 
(開場/開演)12:00/13:00
(予約/当日)2000円+1ドリンク(要予約)
(演奏)AZUMI、鈴木庸聖、ちあきひこ、ヨコヤマヒデキ

※席が少数の為、なるべく予約をして下さい。
ご予約は下記メールにて
otonagi20110601@excite.co.jpまで
①ライブ名 ②お名前 ③人数 ④連絡先
をお知らせ下さい。確認次第返信メールまたはメッセージ送ります。
または電話予約:06-6353-8515まで
otonagi-001.jpg
  1. 2017/05/22(月) 19:49:38|
  2. プリミティブギターについて
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Sound Croud / おすすめプレイリスト #1

ブログをまた始めてみようかと思います。
一周してブログもいいじゃないかと。
のらりくらり、書いていきます。
音楽、本、映画、などが中心になるかな。(たまに政治とかも。。)

まずはSound Croud、について。
いろいろなミュージシャンがをアップロードした音源を聴くことができます。
もちろん、ミュージシャン本人なら自らの曲をアップして聴くことがもできます。
ネットで音楽を聴くというのはmyspeceなどの以前の流行もあり、目新しさがないと思いがちですが、
まだまだ面白いものと思っています。
お勧めなのが、リスナーとしてアカウントを作ることです。
国内外の音楽を探せます。
最近ではタイなどのアジア圏で盛り上がっているようで、目が離せません。

以前、僕が作ったプレイリストを紹介したいと思います。


1.Chuck_Johnson - Cooper
Chuck Johnsonはカナダ、バンクーバーのコンポーザー、ギタリスト。
もともと僕が知ったのはアメリカンプリミティブギターのスタイルの音源でした。
この曲ではサウンドトラックのようなアプローチを見せています。
ホームページでも映画やテレビのサウンドトラックの仕事もしているとありますね。

2.いかんせん花おこし - パステル
いかんせん花おこし、は大阪のバンド。グッドメロディーでバンドアンサンブルも楽しいバンドです。
この曲ではよりポップな側面を見せています。

3. table music meeting - 草が揺れてる
table music meetingは愛知で活動している、アコースティックアンサンブルの3人組。
僕が運営している、Senri Recordsより新作をリリースしてくれてます。

4.nao memo - 高江のうた 七尾旅人cover
naoさんはpetitotoなどいろいろな名義で活動しています。
ローファイで箱庭のようなマルチトラックの音源は楽しいです。
ここでは七尾旅人のカバー

5.寺田遼一 - Am
寺田遼一は大阪のソングライター。
歌も良いですが、ここではインスト。

6.あしばりさ - さぁ、ワルツを踊ろう / GILLOCKピアノ小曲集より
あしばりさ、は大阪のソングライター。鍵盤で歌います。練習曲のアレンジ、いいですね。

7.fong beer- kwan - จีน มหาสมุทร - Out in The sun
タイのミュージシャンで詳細は謎です。タイのアコースティックのソングライターとにかく良くて注目です。
Sound Croud上でも良いミュージシャンが一杯います。

8.Tom James Scott — Hiding Places
Tom James Scottはもともとギターソロの音源で知りました。
行間のあるとても気持ちの良い演奏をするミュージシャンです。
自ら立ち上げた、Skireというレーベルの運営もしているようです。
  1. 2017/05/03(水) 19:24:20|
  2. Sound Croud(おすすめプレイリスト)
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音盤大學、レコードと不可逆性

レコードと不可逆性

ある評論家が「文明は不可逆だ」という言葉を発しているのを耳にし、
やけに関心しています。
大学の授業を思い出しました。
東洋美術か何かの授業で青磁について調べました。
中国のある時代、とても良い青磁がたくさん作られたそうです。
しかし、素晴らしい作品ができたのはある時代だけ。
青磁を作るための窯、良質なものがなくなってしまったのです。
(どういった理由か忘れてしまいましたが)
まさに不可逆、一度壊れてしまうと後戻りはできないのです。

文明に限らず、多くのもが実は不可逆だと気づかされます。
人間関係、環境、恋愛、人生、文化、信頼、コミュニティー、社会、、
いろいろ当てはまりそうです。

当然あるもの、好きなもの、素晴らしいもの、当面でもうまくいっているもの
壊れると後戻りできないのです。
後悔し、思い出しながらもう一度構築しても、それは似ている違うものになります。
より愛しんで、守らなければなりません。


レコードももちろん不可逆性から逃れられませんが、見事に対抗しているなあと思います。
もちろん盤が痛んだりしてノイズが乗ったりしますが、
たとえば戦前の録音物でも、ちゃんと再生できます。
封じ込められた時代感、レコードに関係した周辺の人や空間、時間の堆積を考えると
クラクラしてしまいます。
音楽自体を楽しむことも当然ですが、そのクラクラする感じを楽しむのもレコードの醍醐味なのかなと。


さて、そんなレコードにまつわるイベント「音盤大学」が12/3-12/4に催されるようです。
もともと書きたかったのは、このイベントのことだったのですが、随分遠回りしてしまいました、、
レコードにまつわる(クラクラするであろう)話を豪華講師陣が講義という形で語ってくれるようです。
レコードショップや蒐集家によるレコード販売会も催されようです。
アナログ好きは是非訪れてみてください。

音盤大学
12/3(土) 11:00-20:00
12/4(日) 10:00-19:00
場所:大阪市立中之島図書館




  1. 2016/11/30(水) 00:44:36|
  2. イベント
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