リバーサイドミュージック

日々の雑記

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音盤大學、レコードと不可逆性

レコードと不可逆性

ある評論家が「文明は不可逆だ」という言葉を発しているのを耳にし、
やけに関心しています。
大学の授業を思い出しました。
東洋美術か何かの授業で青磁について調べました。
中国のある時代、とても良い青磁がたくさん作られたそうです。
しかし、素晴らしい作品ができたのはある時代だけ。
青磁を作るための窯、良質なものがなくなってしまったのです。
(どういった理由か忘れてしまいましたが)
まさに不可逆、一度壊れてしまうと後戻りはできないのです。

文明に限らず、多くのもが実は不可逆だと気づかされます。
人間関係、環境、恋愛、人生、文化、信頼、コミュニティー、社会、、
いろいろ当てはまりそうです。

当然あるもの、好きなもの、素晴らしいもの、当面でもうまくいっているもの
壊れると後戻りできないのです。
後悔し、思い出しながらもう一度構築しても、それは似ている違うものになります。
より愛しんで、守らなければなりません。


レコードももちろん不可逆性から逃れられませんが、見事に対抗しているなあと思います。
もちろん盤が痛んだりしてノイズが乗ったりしますが、
たとえば戦前の録音物でも、ちゃんと再生できます。
封じ込められた時代感、レコードに関係した周辺の人や空間、時間の堆積を考えると
クラクラしてしまいます。
音楽自体を楽しむことも当然ですが、そのクラクラする感じを楽しむのもレコードの醍醐味なのかなと。


さて、そんなレコードにまつわるイベント「音盤大学」が12/3-12/4に催されるようです。
もともと書きたかったのは、このイベントのことだったのですが、随分遠回りしてしまいました、、
レコードにまつわる(クラクラするであろう)話を豪華講師陣が講義という形で語ってくれるようです。
レコードショップや蒐集家によるレコード販売会も催されようです。
アナログ好きは是非訪れてみてください。

音盤大学
12/3(土) 11:00-20:00
12/4(日) 10:00-19:00
場所:大阪市立中之島図書館




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  1. 2016/11/30(水) 00:44:36|
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【本】中沢新一/アースダイバー/2005年

再び中沢新一。

最近、ライブで東京に行くことが度々あります。
知らない街を歩くことが好きな僕にとっては、面白い土地がたくさんあります。
変な坂の多い四谷、ガラーンとした雰囲気の八丁堀、ドヤ街の南千住、セレブな広尾、
御茶ノ水、高円寺、荻窪、目黒、吉祥寺、、
なにか変というか違和感のある場所があります。
何かが澱のように積み重なっているのでしょうか。
この本を読んでみて、ぼんやりと理由がわかった気がします。

東京を洪積台地(昔陸だったところ)と沖積低地(海や川、沼地だったところ)
に分けて東京の土地を再考してみようという試みです。
半島や岬の突端が遺跡、神社仏閣、お墓が多いのは興味深いです。
以前から半島には興味がありました。(車を持っていたら、半島の突端をめぐる旅をしたい願望があります)
高台(陸だったところ)と低地(海だったところ)が明らかに違う傾向があるのも面白いです。

グーグルマップを見て、変な地形の海岸線のところや、変な地名のところに
急にフラッと散歩するのが趣味です。
「ランダム散歩」またやりたくなりました。
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  1. 2015/11/09(月) 16:02:17|
  2. 本(備忘録)
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【本】南雲吉則/錆びない生き方/2009年

食養の本、わりと好きです。
実際、体調不良になったりで必要にせまられて調べ出しました。
マクロビオティックとか西式、いろいろありますね。

おひたしは最強の調理法。
これは覚えておきます。
少しだけゆでてすぐ冷水にさらすことでビタミンの分解を防げるとのことです。
調理してみるとほんと美味しい。
ホウレン草は最強だし、小松菜、ピーマンとやってみました。
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  1. 2015/11/09(月) 15:17:35|
  2. 本(備忘録)
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【映画】小津安二郎/お早よう/1959年

1億総白痴化。

テレビによって、国民みんな馬鹿になるって話。
先日観た好人好日にもそういうシーンがありました。
でも結局、買っちゃうんですよねテレビ。


無茶をする子供、口うるさいおばさん、だらしないおじさん
魅力的。
「無駄があるから良い」というくだりが良かった。

自在に屁をひねり出すために軽石を粉にして飲む子供、
繰り返し出てくるシーンで笑っちゃいます。

今の時代だったら、「子供がまねする」とか言ってクレームがきそう。
嫌な世の中です。
「無駄」を許容する世の中であって欲しいですね。

音楽を挿絵のように使う小津マナー、黛敏郎もちゃんと踏襲してます。

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口うるさいおばさんといえば杉村春子
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  1. 2015/10/04(日) 22:01:31|
  2. 映画(備忘録)
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【本】中沢新一/音楽のつつましい願い/1998年

降って湧いたようなことがあります。

あるレコードを買った時、
「慎しんで貴殿に捧げる」
贈呈者:中沢新一

ジャケに書き込みがあり、むしろ安い盤。

その辺のおじさんが友達にあげたものかと思っていたら
中沢新一さんは有名な哲学者でした。

こうなってくると彼の本は読まなければならないものとなるのです。


この本は、エゴの発露、偉大さへの傾倒
ではなく、もっとつつましいデモーニシュな動機を音楽の糧とした作曲家たちの話です。
それは、鳥の声、農民の歌、謎・ルーツへの探求、自然、だったりするわけです。

素敵な前奏曲のような親密な文体が清々しくて何度も読みたくなります。

特に農民の女性がかつて民謡を録音したコダーイの話を独白調に語る章が気に入りました。

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  1. 2015/10/03(土) 12:03:00|
  2. 本(備忘録)
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