リバーサイドミュージック

Senri Records 音楽 本 映画 お店 雑記

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

三浦カヨ/Komaki

三浦カヨ/Komaki((wake up....)Go To Bed! Records 2018.3.13,Cassette)

IMG_1925.jpg
IMG_1926.jpg

三浦カヨは京都を中心に活動する三味線奏者、歌い手。
カセットでのリリースを続ける(wake up....)Go To Bed! Recordsからのリリース作。
三味線での弾き語りで、トラディショナル、オリジナル、を交えての演奏となっている。
サポートにはT.T.端子(口笛、エレクトリックヴァイオリン)、宮本善太郎(ボンゴ)、黒田誠二郎(チェロ)。
エンエジニアには宇津弘基が参加している。

伝統的な日本の三味線の作法を基調にした演奏だと思うが、
ところどころ見られる越境的なところが面白い。
他弦楽器(エレクトリックヴァイオリン、チェロ)とコラボしている、「深海節」「はたおりの唄」では
日本的というより、アジア的、大陸的な印象を与えてくれる。
オリジナル曲「うみうしこなの」では沖縄民謡、東南アジアの民謡のようなイメージを与えてくれる。

個人的にグッとくるところは「かわさき」というトラディショナルの曲。
言葉数少ない日本語、憂いを帯びたメロディー、がなんとも美しい曲。

洋楽器と和楽器との演奏という面でも面白く、黒田誠二郎との演奏「はたおりの唄」では、
黛敏郎の「文楽」というチェロの曲を思い出しました。
この曲はチェロで、琵琶や三味線の音楽を表現した曲です。
今後この和洋混合路線、トリオにしたりしてエスカレートさせて欲しいところです。


購入できる場所
ゆすらご

三浦カヨTwitter
スポンサーサイト
  1. 2018/05/12(土) 15:18:08|
  2. レヴュー(音楽)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

Gwenifer Raymond/Deep Sea Diver・Bleeding Finger Blues

Gwenifer Raymond/Deep Sea Diver・Bleeding Finger Blues(Tompkins Square2018、7インチ)
gwenifer.jpg

最近のテーマに「言語化」というのがあります。
言葉というのは、便利のようで表現できる範囲は実は限られていると思います。
今まででは避けていた所ですが、無理を承知で対象を決めて言語での説明にチャレンジしたい。

その一環として新譜、新作、のレビューを書いていきたいと思っています。
対象はリリースされて2年以内くらいのものでしょうか。
過去の名作等は僕が書かなくても、優れた批評が一杯あるでしょうし、
僕が敢えてやる必要もないでしょう。
主に音楽、本、映画などを取り上げてみたいと思います。

まずはGwenifer Raymondの7インチの作品を取り上げたいと思います。
先日のレコードストアデイにおいてリリースされた作品です。

Gwenifer RaymondはウェールズのCardiff(カーディフ)出身のマルチインストゥルメンタル奏者。
現在はイングランドの南部の町、Brighton(ブライトン)をベースとしている。
アメリカのルーツミュージックからの影響が色濃い。
John Faheyに代表されるアメリカンプリミティブギターのマナーで演奏している。
(John Faheyとアメリカンプリミティブギターは以前にも書きました。(※1※2)

アメリカ人のプリミティブギター奏者はどちらかというと、ルーツに忠実。
イギリス人のプリミティブギター奏者は一ひねり効いている、イメージを勝手に思っています。
島国という地理上の特性、もしくは国民性なのか謎ですが、、

イギリスのプリミティブギタリストといえば、James Blackshaw(ジェイムス・ブラックショウ)、Cian Nugent(シアン・ヌージェント)
を思い出します。
James Blackshawは幻の初期作品「Apologia」ではアメリカンプリミティブギターのマナーで演奏しています。
作品を重ねる度に革新性を増し、ミニマル、ネオアコースティック的な要素を取り入れた前人未踏の作品を作り上げました。
Cian Nugentに至ってはBlack Flagのカバーをプリミティブギターのマナーで行うという、離れ業までやっています。
インディーロックの不協和音、ブルースの不協和音、現代音楽の不協和音を並列で扱うというのは、共感できるところ
ですが、本当にやるところがすごい。

彼女も例に漏れず個性的な演奏です。
伝統的なマナーを取り入れながら、ルーツとは相反するような際どい展開を見せます。
1曲目、装飾的、技巧的でありながら力強い演奏です。女性が演奏しているとはにわかに信じがたい。
不協和な際どい展開の曲です。
2曲目はバンジョーの速弾きの演奏です。
「Bleeding Finger Blues」、出血した指のブルース、、
題名だけで大分面白い。
名前の通り、息をつかせないバンジョーの速弾きの演奏です。

伝統的でありながら、革新的であるというのは一つの理想ですね。



Gwenifer Raymond/Deep Sea Diver・Bleeding Finger Blues
Po'boy Record
Amazon
Tower Record

その他Sound Croudでも作品を聴けます。


Band Campでは「Sometimes There's Blood」を購入できます。
  1. 2018/05/11(金) 10:24:23|
  2. レヴュー(音楽)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

喫茶イノ

喫茶イノに行ってきました。
IMG_1825.jpg

天5商店街近くの喫茶でありカレー屋さんであります。
本日は熊本地鶏「天草大王」の挽肉とエンドウ豆とブロッコリーのカレー(副菜3種付)
頂ました。
美味しかったです!

店主の井上智恵さんは音楽家でもあります。
不協和になりそうなギリギリの所で気持ち良い音楽をやる方なんです。


ハイセンスにセレクトされたアイテムが溢れていて心地よいです。
半円状の謎のアナログシンセがあったりします。
IMG_1824.jpg



店内ではアナログレコードの音楽ずっと流れていて、新しい音楽を発見できる場にもなってます。
IMG_1823.jpg



そして、僕がやっているカセットレーベル「Senri Records」のカタログも他のハイセンスアイテムとともに置いて頂いております。 
今となっては僕も持っていない、初期のカタログも揃っていて、ほぼ手に入ります。
Ueda Takayasu /River Endなどは置いている所はもう少ないです。
廃盤欲しい方、是非訪れてカレーを食べた後に、カセット購入して下さい!
IMG_1822.jpg

喫茶イノ→ブログ
営業時間はブログでチェック。
大阪府 大阪市北区 浪花町 7-3
  1. 2018/04/24(火) 00:02:07|
  2. お店紹介(飲食店)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

Near Gear

「近い歯車」
と命名しました。

いしはらさん(Table Music Meeting、Fable Music Meeting)の依頼により
いしはらさんと共に作った曲です。
moment to saveというイベント、テーマは「記憶と未来」というお題を頂きました。
(「人類の進歩と調和」みたいで良いですね)
まずは僕がアコースティックギターでベースとなる物を作りました。
プリミティブでありながらリズムがあるものが良いなと思いました。
最近になってリズムに目覚めたのです。
(Moon DogのインパクトとFaheyの初期の録音に黒人リズムの模倣を見つけたからです)

ピアノをいしはらさんに重ねてもらい、残りはいしはらさんの本拠地、愛知県の安城で録音しました。
元はとてもポップではなかったので、どれだけポップにできるかでした。
あとは音色を重ねる。
下手すぎる鉄琴やピアニカも演奏しました。
いしはらさんによるトライアングルによりリズム、ウッドベースがいい味を出しています。
完成はキャッチーとは言えませんが、若干ポップになったと思います。
そして思いがけず不思議な音楽になりました。
そういう意味では満足できる出来です。
まさにオルタナティブです。


安城のお宅に泊めて頂きとても楽しいひと時を過ごしました。
絵や本、音楽がたくさんある素敵なお宅でした。
地方の地元に密着する生活を少しですが、味わえました。
都市とその郊外にしか住んだことが無い根無し草なので、その生活は魅力的であり
また新たな発見でもありました。

moment to save(CDR)は東京のネットショップ「レコンキスタ」さんで購入できます。
http://www.reconquista.biz/SHOP/ER011.html
  1. 2017/06/23(金) 00:49:51|
  2. 自分の曲を紹介
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プリミティブギターについて#2 John Faheyとルーツミュージック

プリミティブギターについて前回の記事に引き続き書いてみたいと思います。

プリミティブの意味を調べてみると、「原始的な」「素朴な」「幼稚な」「要素が一つの単純な構成(コンピューター関係)」
とあります。

すべてある意味当てはまっているように思います。
ここでは「原始的な」の意味を掘り下げてみようと思います。
「原始的」の意味を、「過去の形式」の影響を多分に受けている解釈して考えていきたいと思います。

そして、やはりキーマンであるJohn Faheyとルーツミュージック(過去の音楽」との関係を考えてみます。

John Faheyの音楽が形容される時。新しいとか、聴いたことがない、謎だとかいろいろ言われますが、
新しさは古さと表裏一体になっていると思います。
古い音楽への広い見識が音楽の実になっている。
音楽に関して広く言えることですが、新しいとされる音楽にも古い音楽への造詣があったりするものです。
John Faheyに関して言えばアメリカのルーツミュージックの研究家と言っていいほどに
過去の音楽に対する見識は深かったようです。
大学の卒論では「Charley Patton」について書いていたりします。
古いレコード(SP盤)のコレクターの側面なんかも持っています。

John Faheyは自分でも古い音楽をたくさん演奏してます。
それも自分の曲として演奏していたりすることもあります。
しかし、何故か新しく聴こえてしまいます。
それは、音楽のスタイル自体が忘れられたものだからか?
John Faheyの演奏家として素養からか?
まったくもって謎で推測するしかありません。

実際の曲を貼ってみます。
John Fahey/Worried Blues


Frank Hutchison/Worried Blues


*****************
John Fahey/Bicycle Built for Two


INTERNATIONAL NOVELTY QUARTETTE/Daisy Bell (A Bicycle Made For Two)


*****************
John Fahey/Steel Guitar Rag


Sylvester Weaver/Guitar Rag


*****************
John Fahey/In christ there is no east or west


In Christ There is No East or West (McKee)


「何百もの過去のレパートリーがあり、ミックスされ自分の音楽として出てくる」
みたいなことをFaheyが言っていたという記事をどこかで読みました。(すみません文章はうろ覚えです)
これはある意味一つの答えといえます。
多くレパートリーがFaheyのフィルターを通して新しくなったということです。

時代の空気の影響というのもあると思います。
芸術作品は時代の空気に敏感です。
優れた作品ほどその時代の空気を内包しています。

なんともモヤモヤしてわからない所も残ります。
そういうものは言語化できないところがあります。
無理に言うと「祈り」や「呪い」のようなものでしょうか。
古いブルースやゴスペルにはそのようなものを含んでいるように思えます。

Faheyが影響受けたであろう音楽はまだまだたくさんあるので、またの機会に
書くとします。
  1. 2017/05/26(金) 22:32:57|
  2. プリミティブギターについて
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。